これを読めば失敗しない!1本目のロッドの選ぶときの考え方(ビギナー向け)

こんにちは。のりです。
みなさんは1本目のロッドはどんな特徴のロッドを購入しましたか?あるいは購入しようと思っていますか?

釣行の際、大多数の方はメインターゲットを事前に決めていると思います。
(そうしないと準備する道具も決まらないですし、全部持って行くのも手間ですし)

かと言って、よほどストイックでない限り、そのターゲット以外もチャンスがあれば釣りたいと考えられている方が大半でしょうから、ワームやリグ(テキサスリグ、ジグヘッドリグなどの仕掛け)、ハードルアー(メタルジグ、ミノー、シンペン、エギ等々)など、現着後でもフレキシブルにターゲット変更に対応できるよう、自ずと手広く構えることになりますよね。

タックル(ロッド&リール)に関しても同様でしょう。

今回はおかっぱり用ルアーロッドに特化して、1本目にエントリーモデルのユーティリティロッドをおすすめする理由をお話します。

ここで言うユーティリティロッドとは、1本のロッドでなるべく対象魚種を手広く構えられるものという意味で使用しています。

これから1本目のルアーロッドを購入しようとしているみなさんの無駄な出費を抑える一助になれば幸いです。
(出費を気にされない方であれば、メバリング、アジング、エギング、ショアジギングなど、釣りたい対象魚専用のロッドをそれぞれ購入して経済を回してください🥺)

注 ターゲットは三陸界隈で主に狙えるものを想定しています。

そもそも1本ですべてを網羅するのは無理!最終的には2本が現実的

将来的な話を先にしてしまいますと、
どんな魚種も1本のロッドですべて賄うことができればそれに越したことはありませんが、季節によって準備するものは変わるものの、大物(例えば40㎝以上の青物やアイナメなど)から小物(メバル、アジなど)までを手広く構えようとすると、1種類のロッドではさすがに限界がありますし、かと言って3本も4本もとなると携行も困難になりますし、経済的負担および釣行後のメンテナンスの負荷も余計にかかります。

なので、最終的には、柔らかめ(例、1~10gあたりを投げられる)と硬め(例、10~40gあたりを投げられる)の2本で構えるのが現実的です。(注! 自論です)

そして、最終的に選び抜いたその2本を揃える過程において、1本目にユーティリティロッドを選んだ場合にいろいろなメリットがあるんです。

1本目は本命の2本目を失敗しないための試金石的位置づけ

ここでも先に将来的な話をしてしまいましょう。
上記の通り、最終的に1軍ロッドを2本揃えた状態を完成形とします。

その完成形の先にそれぞれの1軍ロッドを順次グレードアップしていくことになりますね
(完成形の意味って…😅)

その前提で、1本目のロッドは、のちの2本目&3本目を1軍ロッドとするための試金石的位置づけ、というコンセプトがベターだと思っています。(注! 自論です)

ターゲットは将来的にも1種類で、それ以外は狙わないと心に決めたのであれば、ユーティリティロッドではなく、その魚種に特化した○○ングロッドを選んで正解です。
エントリーモデルから始めて、自身のスキルレベルに合わせて、順々にグレードアップしていけば良いだけです。

一方で、そんなにストイックになるつもりはないけどしっかり釣りを楽しみたい、という方々にとっては、1本目のロッドの位置づけ・コンセプトをブレずにしっかり持って、購入することを強くおすすめします

メーカーや型番など、どの商品が良いかといった具体的な話については、釣具屋の店員さんや知り合いアングラー、ネット検索などで知識を得るのが良策です。(そのうち愛用タックルのインプレも挙げようとは思ってますが)

ここではあくまで1本目の存在意義についてブレないようにしたほうが良いですよ、というお話をします。

ユーティリティロッドで、自分好みの釣りのスタイルを見極めよう

このサイトのコンセプトである、”三陸の漁港でのルアー釣り”という括りだけでも、メバリングやアジングのように高いキャスティングスキルや繊細なリーリングスキルが求められるライト系のスタイルと、例えば、遠投スキルや、ときに激しめのアクションも要求されるような青物系のスタイルでは、同じ釣りとは言うものの、アクティビティとしては全く別物です。

その中で、総合的にどの釣法が自分と相性が良いのかは、実際にやってみなければ分かりませんよね。

1本目のロッドにユーティリティロッドを選ぶことによって、それらのまったくスタイルの異なる釣りを、完ぺきではないにしても、両方とも軽く体験できるんですね。(いちいち購入する必要がないということです)

実際に体験することによって、自分との相性の良し悪しも想像しやすいでしょうし、当たった後のやり取りもこれまたスタイルによって異なるので、自分と相性が合うかどうかを総合的に判断する際に、ユーティリティロッドが便利、というワケです。

1軍が入れ替え後もサブロッドとして活かせる

先ほど提案した通り、1本目を試金石的位置づけとするのであれば、自ずとその1本目のロッドはゆくゆくは控えになります。売ってしまって資金源にしても構わないとは思いますが、そんなにおサイフがひっ迫していなければ、売らずにキープしておくことで、その1本目のロッドが、前述した将来の2本の1軍ロッドのサブロッドとして活き続けられるんですね。

例えば、2本の1軍ロッドで釣行し、不運にもどちらかが使用不能になってしまった場合、1軍のロッドの2本は互いに弱点を補うように揃えているという前提なので、使用不能になったほうのロッドを使用した釣りはその時点で終了せざるを得ません。

そこで活きてくるのがサブロッドです。

資金さえ許されるなら、2本の1軍ロッドそれぞれのサブロッドを揃えればいいだけの話ですが(4本持って行くことになりますね)、潤沢な資金がないわたしのような庶民派お小遣い制リーマン週末アングラーにとっては、そもそも出陣機会の少ないサブロッドなんかになるべく資金は割きたくありません。
どうせ投資するならもっと別の釣具に割きたいです。

そういった意味で、ユーティリティロッドを1本持っておくと、その1本だけで2本の1軍ロッドのサブロッドになれるので(もちろん完璧な代わりにはなれませんよ?)、非常にお得感がありますし、出陣機会が少なくなるとは言うものの、存在意義を維持し続けることができるというのが大きなメリットだと思うのです。

知り合いを釣りの世界に引き込むときにも使える!

これも大きなメリットです。

ロッドを持っていない知り合いを釣りに誘うときに、そのサブロッドを貸せるんですね。

実際はリールも必要ですけどね。

もちろんリールにも同じコンセプトは適用可能で、汎用リールを実体験することで、ライトなリール、剛性の高いリールにそれぞれ自分なりに求めるものというのが明確になり、のちの2個目、3個目のリールが1軍になり、汎用リールがサブリールになるわけです。

ただし!
リールはロッドとは違って、精密機械の類の製品です。
安けりゃいいという考え方だけでは安物買いの銭失いになる可能性があるので、ご注意ください

グレードはエントリーモデルがおすすめ

では次に1本目に購入するグレード(≒価格帯)の話をしましょう。

1本目にどんなグレードを購入するかは、コンセプトによってどんなグレードでも正解になり得ます。
が、これから始めよう/始めたばかりの方々には、やはりエントリーモデルをおすすめします。

理由は至って簡単で、そもそも自身のレベルがエントリーレベルだから、です。

自分のスキルレベルを地道に上げつつ、それに合わせて釣具のモデルも順々にレベルアップさせていくのです

釣行時の取り扱いや釣行後のメンテもままならない状態では、いつその釣具をダメにしてしまうか分かりません。万一そうなってしまった場合でも、エントリーモデルならキズが浅いでしょう、という意味合いです。(経済的にも、精神的にも)

また、上記の通り、誰かに貸すとしても、エントリーモデルなら貸しやすいですよね。
そんな意味も込めています。

仮に一発目に大層立派なロッドを揃えても、そもそもその高性能を理解できるか?使いこなせるか?というと甚だ疑問ですし、仮にサブロッドが欲しくなった場合、一発目が立派なロッドならなおさら”サブロッド”として購入しなければならなくなります。

だったら一発目はエントリーモデルを使い倒して自身のスキルレベルを鍛えておいて、サブロッドが欲しくなったタイミングで、それよりもグレードの高いロッドを購入すれば、そのエントリーモデルのロッドが自然とサブに回りますし、その順番のほうがお金の使い方としても気持ちがいいはずです。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、1本目にエントリーモデルのユーティリティロッドをおすすめする理由やその存在意義を感じていただけたでしょうか?

どんなロッドを購入しようか悩んでいるビギナーまたはこれから釣りを始めようとされているの方々の意思決定の一助になれば幸いです。

それではまた次回✋