漁港で釣りをするときの心構え・準備 その2
こんにちは。のりです。
みなさんは釣りに出かけるときにどんな準備をしていますか?
また、実釣中はどんなことに気をつけていますか?
昨今の釣りブームでアングラーの裾野が広がり、盛り上がりを見せている一方で、安全面や環境面で気になる点がチラホラと目につく機会が増えているのを実感しています。
ベテランアングラーのみなさんにとっては当たり前なことも、ビギナーアングラーのみなさんにとっては当たり前ではないこともあるのだろうという思いもあります。
自分自身も完璧とは思ってはいません。
が、ここでは、アングラーのみなさんがより安全に、よりキレイに、気持ち良く釣りができることを願いながら、自分なりの考え方を何回かに分けて書き連ねます。
今回は、極力海を汚さないという点についてお話します。
海を汚す要素は様々
釣りをするときに海汚す要素は様々です。ここでは、自身が経験した要素をもとに、それぞれ自分なりにどのように気をつけているかをお話したいと思います。
(大前提)自身で出したゴミはすべて持ち帰る
まずは大前提として、糸クズ、仕掛けやワーム類の容器や袋、使えなくなった仕掛けやワーム類、飲食物の容器や袋などなど、自責のゴミはすべて責任を持って適切に捨てましょう。
ゴミ袋かそれに相当するものを準備し、持ち歩くのが良いですね。
(すぐ近くにゴミを捨てるところがないからその辺に捨てるという選択肢が浮上してしまうわけで)
仕掛けのロスト
自分自身ロックフィッシュがメインターゲットなので、これが一番直接的で頻度も多いです。
根掛かりしないように常に気を付けることが大前提であることをご理解いただいた上で、ここでは、あくまで根掛かり外しの万策尽きた後、ラインを切るしかない状態になってからのお話をします。
ではどうやってロストを最小限に抑えるか。(海のためにもおサイフのためにも)
最悪なのは手元やロッドの先端辺りからラインを切る手段です。これは絶対やめましょう。
海面~海中を漂うラインが、船のスクリューや生物に絡まってしまうトラブルを引き起こします。
また、ロッドとラインを一直線にして引っ張る方法もリールへのダメージが懸念されるため、控えたほうが良いです。
わたし自身がそういった事態になった場合は、ラインの締め具を使って引っ張ります。
PE1号以下であれば、締め具がなくても、フィッシンググローブを着用していればそこそこ代用にはなります。
(単に自分自身のへなちょこパワーで切れるのはPE1号程度までというだけです😅)
グローブとラインの摩擦には要注意ですね。ラインにダメージが残ります。
PEラインよりも強度が低いリーダーを使用している場合に限りですが(例えばPE1号:22lbにフロロリーダー4号:16lbなど)、ライン自体にダメージが蓄積されていなければ、悪くてもPEとリーダーの結び目(当方、大抵はFGノットです)の部分で切れます。根掛かり方にもよりますが、うまくフックが伸びてくれると仕掛けをまるまる回収できる場合もあります。
ゴミ類が風に飛ばされる
これは最近良く見かけるようになりました。単純にアングラー自体が増えたということだと思います。
釣具屋で買った餌なり仕掛けなりをレジ袋に入れてもらいそのまま釣り場に持って行って、釣り場で広げて風に飛ばされる、そんなところかなと。
袋が海上を舞い、ペットボトルがその辺を漂流している。
何を隠そう、自身の新品のタモ網で一番最初に捕獲したのは、同行者のペットボトルでした😅
飛ばされたゴミを走って追いかける姿も見かけますが、追いかけるのに夢中になって落水の危険や、隣が道路だったりすると交通事故の二次災害の危険もありますね。
そういった危険が潜んでいるので、風に飛ばされないようにする処置が必要です。
そもそも飛ばされるようなものは使わないことが可能ならそれに越したことはありませんね。
自分自身、ポリ袋やジップロック的な袋などの袋類は使いはしますが、何かしらのオモリ代わりになるものを必ず上に載せて予防しています。車を使用している方々は車の中でも同様です。車の中が風の通り道にならないよう、車のドアを2か所以上同時に開けないようにもしています。
ペットボトルについては、100均でホルダーを購入できますので、安価でおすすめです。
いつ突風が吹いてきても大丈夫なように備えておきましょう。
ゴミを釣ったとき
ごく稀にどなたかがロストした仕掛けを釣りあげるときがあります。(これまでの実績:数十m規模のラインの束、ジェット天秤、ナス型オモリ、シンペン)
ルアーを釣ったときはまぁラッキーとは思いますが、糸クズは完全にゴミですよね。
そんなときも、決して海に捨てずに、海をキレイにする役に指名されたと割り切って、適切に廃棄しましょう。
まとめ
以上、自分なりに思う、釣りをするときの心構えその2をお伝えしました。
他のアングラーにも、海にも、漁港にも、漁港を管理されている方々にも迷惑をかけることなく、末永く漁港での釣りが続けられるように常々心掛けていきましょう。
それではまた次回🖐️