100均グッズで自作Dカン!釣具の落下防止&携行性アップに!
こんにちは、のりです。
相変わらず寒さに勝てず、大して釣りに行っていない”ぐうたら”アングラーです😅
みなさんは、釣行時にフィッシュグリップや魚ハサミ、ラインカッターなどなど、肌身離さずに携行している釣具を落とさないよう、あるいはなくさないようどのように対策していますか?
わたしはこれまで既製品のDカン(ベルトに取り付けるタイプ)を使用して落下防止していましたが、残念ながら先日壊れてしまったため、釣りに行けていない期間を有意義に使って、このたび100均グッズでDカンを自作してみました。
実使用上も既製品と遜色ない出来だったので(結局釣りに行ってる😜)、今回はその作り方を紹介します!
探り探り作成したプロトタイプなので、まだまだ進化させることが出来そうです。
この図面をご参考に、いろいろ強化・効率化しちゃってください。
まずは図面を
先に設計図をお見せします。
上図が上から見た図、下図が断面図で、寸法はすべてミリメートルです。
もともと使っていた既製品は、ベルトにループさせてからボタンで留めるタイプで、繰り返し使用によってボタンの土台部分が破れてしまったので、今回は耐繰り返し性向上を目的に、俗に言うマジックテープのようなオス材とメス材でくっつけるタイプにしました。
この設計での実有効幅は70㎜程度です。
70㎜くらいの幅のベルト類にまでは装着可能です。
横幅のほうは自由ですが、
準備したDカンに通せるくらいの幅(今回は25㎜製品で揃えました)を用意しましょう。
使用する部材 材料費は1個当たり82.5円!
使用する部材は、メインとなる基材(今回はカバンテープ:セリアで購入)、マジックテープのようなオス・メス材(ダイソーで購入)と肝心要のDカン(ダイソーで購入)です。
すべて100均で揃えることができました。
このほか、今回はプロトタイプということで、強度重視で縫製タイプにしているものの、
その糸代を省くと、主要部材3種類=330円の投資で4つのDカンを作成できます。
1個当たり82.5円です!
Dカン以外はほんの少ししか使っておらず、たくさん余っているので、Dカンさえ追加購入すればまだまだ単価を下げられますよ。
注意点はメス材とオス材の貼り付ける面
とてもシンプルな設計なので、難しいところはないのですが、
唯一注意点としては、断面図で示した通り、Dカンを固定する部分でカバンテープ自体を折り返すので、メス材とオス材を貼る面が異なるという点です。
以下の手順の紹介でまた説明します。
作り方 手順
それでは、作り方を紹介したいと思います。
繰り返しになりますが、実有効幅70㎜程度の設計図です。
手順1 土台となるメインの基材を準備する
まずは土台となる基材を200㎜の長さに切り取ります。
切断面がボソボソになった場合、ほつれ防止でライターなどで炙ると尚良しです。
今回は炙ってませんが、とりあえずほつれは気になりません。
手順2 オス材とメス材を準備する
次にオス材とメス材をともに25㎜に切り取ります。
ここは大きすぎても小さすぎても使い勝手が悪くなるので、25㎜くらいがちょうど良いです。
オス材とメス材は、ずらして貼り合わせることもできるので、多少は実有効幅に融通が利きます。
手順3 オス材とメス材を貼りつける(今回は縫合)
次は、さきほど切り取ったオス材とメス材をそれぞれ図面通りにカバンテープに貼っていきます。
貼る場所は、図面で示しているように、先端から5㎜程度内側に貼って摘まみやすくすると良いです。
特にオス材のほうは、フィッシンググローブにくっつくといちいち煩わしいので。
そして貼る面は、オス材、メス材で別々の面に貼らないとベルトループとして機能しないので、図面の通りに貼ってください。
さらに、メス材とオス材の位置(図面の①と②の部分)も、この図面通りにしたほうが良いです。
理由は、仮にオス材を①に貼りつけた場合、常にオス材が外側を向くことになるので、事あるごとに衣服やグローブにくっついてしまう恐れがあるからです。
また、貼り方は、今回は強度重視で縫合しましたが、
例えば布用ホッチキスなどがあれば、もっと簡単に作ることができますよ。
その場合は、土台となる部材には、そのホッチキスに合う厚さのものを選ぶというのが注意点です。
手順4 Dカンにメイン基材を通して固定(今回は縫合)して完成
中央に見えているのが裏面に貼ったメス材
(黒一色で見づらくてすみません)
最後に、図面の基材折り返し部で谷折りしてからDカンを通し、Dカンが大きくずれない程度の付近を縫合し、Dカンを固定します。これもホッチキスがあれば簡単ですね。
これで完成です。
そして完成形
完成形はご覧の通りです。
左側の既製品と比べてもさほど見た目は変わらず、ボタンタイプからマジックテープタイプに変更したので、耐繰り返し性も向上しています。
(欲を言えば、Dカンの膨らみ部分はもう少し大きいほうがより使いやすそうですね)
実使用例
完成したら、ベルトやフィッシングバッグ、腰巻き型のライフジャケットなどのベルト状のものに装着し、釣具も付けてみて、自作Dカンが釣具の重さに耐えられるか確認してみましょう。
なお、タモ網ほどの重量物は想定していないので、あくまで軽めの釣具を引っ掛ける用途でご使用ください。
写真のようにカラビナを使えば、ゴミ袋も引っ掛けることができますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだ改良の余地はありますが、機能としては申し分ないDカンを100均グッズで作ることができました。
みなさんの釣具落下防止、携行性アップの一助になれば幸いです。
それではまた次回✋